次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

スベテハ ツナガリノ ナカニ

 
 それは、ちょっとしたつぶやきだったんだなあ。

職場で献血の話題になって。
献血は必要」と、頭で理解はしていたけど、注射嫌いな私は、
(何も自分から針を刺しにいかなくてもな…。)
とどこかで思っていたんだろう、一度もその機会を活かすことはなかった。

 でも、なぜかその時、本当になぜか
献血いってみたいな…」
みたいにつぶやいたのでした。

 でも、それは、自分の中ではつぶやいただけで、まだ「いつか」の世界。

 で、そのつぶやきを聞いた、ある先生が
「あ?行きたいの?」
って調べてくれたら、
「何だべ、今週の土曜に石巻献血車来るぞ~」
なんて調べてくれて。おまけに、時間帯までメモしてくれて
「はい!」
って笑。

(え?まじで?)
確かに、そう思ったんだと、思う笑。

 メモをもらったからには、
(なんか行かないといけないかなあ…)
(でもなあ、他にもやることあるしなあ…)
(今度ってことにしちゃおうかなあ…)

 土曜の午前中はそんなことを思いながら悶々。明らかに、得意の先送り病…。


 あーーー、でもなあ、あーー、行くか~


とやっとこさ、重い腰上げて出かけたわけで。


 そうして、献血車の中で問診を受けたり、お医者さんに献血した血液の今後について尋ねたり、看護師さんとなぜかヨシタケシンスケネタでおしゃべりしたり、そんなことをしている内に、私の初めての献血は終わったのでした。


 「ほお、次はいつできるのかな?え?8月までできないのか…」
なんて思ったりした、確かに、そう思ったはず。


 なんだよ笑。


 それが終わって、読みかけの本をしばらく車の中で読んで、読み終わったので帰ろうとしたんだけど、

(あ、そういえば久しぶりにあそこ、いってみっかな…。でもなあ、ちょっと面倒だなあ…)
としばらく逡巡。
 それでも結局いって、そこでも結構時間待ちがあったりして。

(あー、今日はやめれば良かったかあ…)
と思いつつ、それでも用事が終了し、帰りの道々。


 たまたま付けていた、NHKで、
「それでは、今日のみちのくモノがたりは雄勝の硯職人…」

「ええええええ!!」
なんと月曜日に、そこ伺ってお話を聴く予定にしていた、雄勝硯職人さんを取材した番組が始まったではありませんか!なんとこのタイミングで!


 車の中で大騒ぎ。


 いやあ、なんていいますか、
献血いってみたいな…」からはじまって、
「はい!」
ってメモをもらったのがここにつながったのか!と「個人的に」ものすごく、びっくり。
私の「神ってる!」シリーズにまた新しい物語が追加された、そんな気分。


 個人的わらしべ長者

 献血のご褒美は、これだった件。


 極めて、個人的な話ですが笑。


 スベテハ ツナガリノ ナカニ

 

f:id:motoryou:20200523175541j:plain