次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「いいこと」も押しつけてしまうと…。気を付けたいな。

 「挨拶してるんだから、挨拶を返してよ。」

は正論だけど。

 

挨拶を返す、ことを「指導」されたり、「強要」されたら私はいやだなって思う。

 

 したいからする、すると楽しいからする、したほうがいいからする…。いろいろあると思うけど、結局は「挨拶したい人とする」のが本当。

 

 したくない気分、まだできない関係、したいけどできない、したくない、「挨拶をしない、できない」背後にはけっこういろいろあるんだと思うけど。

 

 「挨拶を返してくれないから、返すように言ってください。」

ってお願いされたけど、

「それ、自分で言えばいいんじゃない?その方が伝わると思うけど。」

って言った。

「そもそも、なんで挨拶を返してくれないんだと、君は思う?」

「どうしたら、挨拶を返してくれるようになるかなあ?」

「ところで、君はなんのために挨拶しているの?」

 

「挨拶してるんだから、挨拶を返してよ。」

 正論ではあるけど。

 

 「私はいいことしてるんだから、あなた、ちゃんと応えてよ。」

ってことになってしまうと、それはなんか違う気がするんだなあ、私は。

 

 「いいこと」も押しつけてしまうと、「いいこと」じゃなくなってしまう気がする。

 

 自分に振り返って考えたいこと、自分にそこは釘を刺しておくこと。

 

 

 そう感じる。

 

f:id:motoryou:20200830115812j:plain