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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「走るの、やだな~」

「走るの、やだな~」

って聞こえてきたのは、体育で

「どん・じゃんけんぽん!」でみんなで楽しんだあとに

「じゃ、今度はトラックを走ってみようか~」

って言ったとき。

 

 「へえ、どうして~?」

って聞いてみました。だいたい予想はついていたんですけどね。

「だって、いっつもビリになるんだもん…」

 

 うんうん、そうだよね。

 

 走るのが嫌いになってしまうのは、多くはこんな理由じゃないかな。

 

 だから、運動会なんかでは学校によっては「走力別」組み合わせで徒競走とかしているけど、それだって走ることを「競争」させていることに変わりはなくて。

 

 「走ることを楽しむ」そんな走る運動ができたらいいな。

短距離走なら、全力で走ることを楽しむ、みたいな。

「あー、気持ちいいい!」

とか、そこまで行かなくても

「うっわ、疲れた~笑」

みたいな。

 

 まあ、今回は、

「一緒に走ろう!」

って誘い合った2~5人のメンバー(異学年)で、お互いにちょうどいいハンディキャップをつけて走るってことをしてみた。6年生の速い子は、トラック1/4くらい後ろにスタートラインを作ってみたり。

 

「こんくらいでいい?」

なんて子どもたち同士で、お互いのスタート位置を決めている様子を見ているのも面白い。

 

 今度はシマウマとライオンみたいに役を付けたり衣装?をつけたりして、ハンディを草食動物役が決めて、逃げ切れたら勝ち!みたいな遊び、やってみようかな~笑。

 

 

 走って楽しい、になれば嬉しいし、その延長線上に運動会の徒競走だってあるといいな、と私は思う。

 

 

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