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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■よいことも困ったこともひっくるめて一緒に改善したいな。

■よいことも困ったこともひっくるめて一緒に改善したいな。


 やってきたこと、やっていることに対して振り返って自己評価したり他者からの評価をもらったりすることは、改善を図り前に進むために大切なことだと思います。

 数字やグラフで示すことも、1つの方法ではあると思います。
ただ、その場合、明確な指標を評価する側がもっていることが必要じゃないのかな?と感じています。
 そこが曖昧だったり、個人のエピソードからの感覚的数字だったりすると、その数字の集合体のデータ自体もかなり曖昧なものになってしまうのではないかと思います。

 私自身、
「これ、ABCD、どう付けていいいのか分かんないな…。Aの時や部分もあるし、CやDと感じるところもあるし。総体ってことになると?んーーーー、まB?」
ってことになってしまうことも。

 判断できないときは、大概真ん中あたりにつけざるを得なくなってしまいます。

 一緒に取り組んでいる人や協働してくれる方々と、よかったところを共有しながらもっとよくする、困ったことは一緒に改善すること。

 つまり、共に改善しながら前に進むプロセスをつくること。

 ここが私の大事にしたいところ。


 だから対話の場面を作りたい。そう評価したエピソードや背景をお互いに共有したい。

 アンケートで数値化?グラフ化?で終わってしまうとすると、本当に見なくてはいけないところは見えなくなってしまうなあ。気を付けないと。


 「数字は所詮道具。誰が、いつ、どのように使うか…。」とはある方の言葉。
 たしかに。


 対話の場面を創りながらアンケートも併用、またはアンケートを使って対話する、そんなことをしていかないとな。
 一人一人の思いや考えがあって、一緒に改善する仲間にもなってくれるんだから。

 数字やグラフ「だけ」では顔が見えなくなってしまうから。

 

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