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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

「この職員室のメンバーならやれるよね!」から始めよう

 いい時間でした、夜の職員室。教頭先生とゆっくり話しました。

 そんな中で、何度も

「そうですねー!」

って言い合えたのは、

「このメンバーだったら、やれるよね。」
っていうこと。そこからスタートするのって本当に大切だなあ、と感じます。

「この職員室のメンバーならやれるよね!」
そんな明るいわくわくする話ができたなあ。

「このメンバーならやれる」は、自分たちが完璧である、ってそんなことを言っているわけではない。そうじゃなくて、メンバーに強みがある、強みを発揮しようとしているメンバーを信じる、そしてその中で私たちは学び合っていける、そういうこと。

 もっと言えば、「このメンバーならやれる!」なんてことは分からなくても、そう思ってそう言い続けることで、そのときそのときはうまくいかないことがあったとしても、
「では、今度はこうしていこうか!」
という一歩が出せるんだと思います。

 それって、きっと子どもたちへの評価も同じで、
「ここだだめ」「あそこがだめ」「ここはできた」「ここはまだできない」じゃなくて。
「ぼくらには力があるよ、だからチャレンジしよう」「今でまずは100点だ、だから今度は105点目指そうぜー」
 そんな感じなんじゃないのかな。

 他の学校や他の誰かと比べる必要も無く、それでいながら
「この職員室のメンバーならやれるよね!」
そんな話ができる職員室は、きっと子どもたちも幸せに通える学校になるな、そんな気がします。

 

 

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