■楽しく悩む
昨日はイエナプラン教育宮城支部例会(オンライン)。
8月の全国大会を目標にし、そこを通過点にして、またみんなで学び続けるそんな場をメンバーでつくってきたことがなんとも楽しい。
全国大会の振り返りから、
「分科会でのテーマを支部でも取り上げて対話する」
「具体的な実践を通してイエナプランのコンセプトをさらに考え深める」
そんな2本柱で、しばらく支部例会を構成していく、その第1回。
こうして、メンバーでの話し合い・対話を通して場をつくり変えていく、それも「全国大会」の支部としての成果だなって感じます。
ここまでのプロセスを共有してきたから、価値とイメージを共有できるって感じ。初めての肩も、その中に巻き込まれることによって、なんとなくイエナプランで大事にしていることってこんなことかな??を感じてくれたらいいなあ、と思います。
で、今回は、「分科会3 実践をどう振り返るといいのかなあ。」のテーマを使って。
私がつらつら思ったことは…
つまりは「悩むこと」なんだな…ってこと。それをある面、楽しむっていうか。
「できた!」「だめだった…」ってことでもなく。
「うーん、こういう点ではよかったと思うんだけどなー。とはいえ、これでカンペキって訳じゃないしなー」
「あー、あの時こう考えてこうしたけど、今思うとあれはなー」
「だめだな…って思ったあのこともこう考えるまんざら悪くもないか…。つまり…」
「あんな風に言われて、ちょっとむっとしたけど、それってあの人はどう感じてそう言ったのかな…。なんか背景があるとすると何だろう?」
単焦点レンズのカメラで、被写体の周りを、関係を距離も含めてぐるぐると位置取りを探す、そんなイメージかな…って思う。
ずっと、
(んー)
って考える感じ。
それが個人内で行われたり、集団で行われたりする。
身の周りに起こったこと、起こっていることを自分(たち)との関係を軸にして考える、そんな感じかな。
そこに絶対的に「正しい」「誤り」とかはなくて、
「じゃあ、こんど、どうする?どうなるといい?」
があるだけかなー、って思う。
悩むことを、ちょっと楽しむ、そんな感じの「振り返り」観を得た、そんな時間。
職員室だと、子どもたちのよさや成長を、みんなでわいわいにこにこ、話すこと。 うまくいっていない面も見えたとしたら、
「そこにどんな事情や背景があるのかな?」
ってそれぞれの見方を合わせて
「んー」
って考える。そんな感じ。
そこを、楽しく悩む、かなー(^^)。