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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

時間を掛けていいんだ

 思いを共有して、一緒にやる。

そんなことができると、関係性は一歩前進すると感じています。

 それは「同じことをする」とはまた違って。

 

 その「思いを共有する」っていうの時間がかかるものです。

 そうできるまでの関わりが一定以上たまっていかないと、そこまでいかないから。

 そこまでの時間をかけること自体を楽しむ、って構えも大切なんじゃないかなーって思います。

 

 時間を掛けてじっくり、っていうのが土台になるから。子どもたちだって、一緒に笑ったり遊んだり喧嘩したりあせったり驚いたりしながら、だんだん関係性の裾野が広がってくるもの。

 

 そうした時間と経験がたまっていると、ちょっとやそっとじゃ崩れない。

そして、それは大人同士だって同じこと。

 

 時間を掛けないで、手っ取り早く「協力」「協同」の体を整えようとすると、どうしても「同じことをおなじようにやりましょう」みたいな形になっていく気がするなー。

 

 それで本来の目的に近づけたり、そのこと自体が楽しかったり、お互いの関係性が深まったりすることってあんまりない気がする。「同じである」ことが目的にすり替わってしまったりしてね。

 

 

 

時間をかけていいんだよね、時間そのものが人生なんだから。

 

 

 うまくいかなかったり、迷ったり、もめたりすること自体がいい時間になるし、そうなるようにすれば、そこに意味があるしね。

 

 ま、いいから、いいから、って感じかなー。

 

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