次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「ああ!沖だしか!」

 学校にいたら、地域の放送がなった。

「〇月〇日より、□浜と□浜の カキ筏の沖だし作業が始まります。」

「刺し網、定置網の移動をお願いします。」

みたいな内容。

 

 それを聞いて、職員室の数名が

「おお!あれか!あれが始まるのか!」

という会話。

 

 というのも、先日地域の漁師さん(であり保護者)数名に来ていただいて、

地域の「カキ養殖」「ホヤ養殖」についてあれこれ伺うミーティングがあったから。

 

 そこで年間の作業のことや、仕事の実際、仕事への思い、あれこれを直接お聞きしていたから。その中で「沖だし」ってことも話題になっていたのです。

 

 だから

 

「ああ!沖だしか!」

「始まったのか!」

 

ってなったわけです。

 

 今までも、毎年この放送は学校にも流れ「沖だし」って言葉も耳に入っていたはず。

でも、違う。

 

 直接、漁師さんから「沖だし」って言葉をきき、それが何のためにするのか、何をするのか、どうするのか、聞いたからこそ味わえる

「ああ!沖だしか!」

なんだな、と。

 

 いつまでも「分からない」に向かい合っていたいな、と思う。

 

 沖だし、今度はこの目で見てみたいな!

 

f:id:motoryou:20210503104234j:plain