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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「知ること」は知らないことがあることに気が付くこと

 昨日は新しい学校に転任してからの初めて、海にでる活動でした。

前任校も、度々そんな活動があったので、

浜にいって潮風をかいだら.

(おおおお!きたきた~!)

と私がワクワク感マックス笑。

 

 牡蠣の原盤をロープに挟み、海に投入する活動でした。

原盤、とはホタテの貝殻に牡蠣の稚貝がついたものです。それをロープに挟み海の中で養生させるってことになります。

 

 浜の子どもだからといって、みんながみんな父母の仕事を度々手伝っているわけではないようです。それに日常的な風景でもあるから、分かった気になっている部分もあるでしょう。だからこんな機会に、(すこしでも)家族の仕事がどんな意味をもっているのかを考える機会になったり、なんらかの、今後の視点が変わっていくきっかけになるようにしていくのが私たちの役割でもあります。(あ、漁業をするとかしないとか、そういうことに限らず)

 

 だから、通信にはこんな感じで子どもたちにメッセージを書いてみました。

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 みんなにとっては、お父さんのお仕事の一部を学校のみんなと一緒にやってみる時間になりましたね。
 みんなとやってみたこの時間が、お父さんのお仕事の中身をもっと知りたくなったり、工夫や面白さ、大変さについて興味を持ったり問いをもったりする機会になったらうれしい。

 昨日、何かの拍子に
「知ることで、もっと興味が出たり好きになったりするんだよ。そして知ることで、『もっと知らないことがある』ってことに気が付くから、そうなるんだ。」
みたいな話をしたよね。(あ、「からすのいいぶん」を一緒に読んでいたときだったね。)

 

 この日のジャーナルに、「お手伝いしようかな…」みたいにも書いてくれた人がいたけど、ぜひこの夏、何かをやってみて欲しいな。やってみることで何か分かったり感じたり、見方が変わることがあるはずだから。

 「変わること」、それが成長っていうんだよ。 

 

 

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