あることを練習していて。
ある子が、そのころがうまくいかなくて
「もう、できないよ~…」
なんてちょっとかんしゃく気味になっていて、
「もうやだ!」
と。
担任の若い先生、落ち着いて
「そっかー」
と言いながら、ご自身でも練習をしていて。他の子も、それで一緒にそれぞれの練習をしていて。
「もうやだ!」
ってもう一回言うんだけど、先生、
「そっかー、じゃできるときに入っておいでー」
って。
そうこうしていると、その子もまた立ち上がって始めるんだよね。
自分で立ち上がるのをまつ。待ってもらえている、とその子が感じられていること、そう思えるだけの関係性をゆっくりつくって来たってこと。
「こういうときはこうする」
みたいなことではくくれない、何か。
毎日の、普通の、小さなことの中に、いろいろなことがある。
足下にじつは転がっているんだよね。