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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「3人寄れば文殊の知恵」

■「3人寄れば文殊の知恵」

 「ファシリテーションって何ですか?には、最近は『3人寄れば文殊の知恵』ってことですかねえ、って言うようにしているんです。」
とはファシリテーターの青木将幸さんが話してくれたこと。(私の聞き間違いでなければ、ですが。)

 

 「3人寄れば文殊の知恵」
 ああ、この日本語じゃないかーって思ったんですよね。特に珍しい言葉ではないんですけど、その時の自分にフィットした言葉。ファシリテーションが日本語になったとき。
 もちろん、今までもそういう表現を耳にしたことはあったとは思うんです。自分の状態、関係性、時期…諸々のことが合致したときに、
(ああ、そうか…)
という感覚。


 どの人の思いや意見も大事にする、一緒に考えて一緒に前に進む。そのために「聴く」「問う」そして「待つ」んだなー。
 単に物事を解決するだけじゃなくて、今ここを大事にする、そんな感じでもあるんだな。

 会議の中でそれができることもあるし、様々な条件でそれが十分できないこともありますね。でも、会議の場だけが「3人寄れば文殊の知恵」じゃなくて。いつでもどこでも。
 それが「日常のコミュニケーションを豊かにする」ってことでもあり。

 それぞれの自己選択と自己決定を、お互いに大事にすることでもあり。

 
 そういう場が、1つ1つの授業だったり、学校生活だったり。

 


 この「3人」っていうのも実はミソだな…、と思っている。

 

 

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