子どもたちと話していると、はっとさせられることもけっこう多い。
「先生」にとっての「いい場面」って、当事者の子ども(たち)にとってはそうでもなかった(ときには、いやだった)こともあるんだなあ、ということ。
そういう時って、経験上、「先生」のフィルターで見て(して)しまっていることが多いかな…と感じる。
「きっと、ここは、こういう場面にしたほうがいい」
「教育的に考えれば、ここは…」
「あの子には、こうさせたいから…」
とか。
よかれ、と思ってのことではあるんだけど。もちろん、それが本当に「その子」にとってよかったこともあるはず。
だから、いわゆる「教育的」な「いい」場面があったからといって、それは「先生」フィルターを通してのそれだったこともあって、当事者にとっては「そうでもなかった」ことも、あるんだよな、ということ。
子どもたちと、話していると、そんなことにも気付かされることもある。
子どもに教えられることもおおい。
話して、聴いてみないと分からないものだ。
回りくどいかんじだけど、自分がうれしい方面からだけで、ものごとは捉えることはできないな、ということ。
一歩離れてみる、ってことかな。