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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

一歩離れて

 子どもたちと話していると、はっとさせられることもけっこう多い。

 

 「先生」にとっての「いい場面」って、当事者の子ども(たち)にとってはそうでもなかった(ときには、いやだった)こともあるんだなあ、ということ。

 

 そういう時って、経験上、「先生」のフィルターで見て(して)しまっていることが多いかな…と感じる。

「きっと、ここは、こういう場面にしたほうがいい」

「教育的に考えれば、ここは…」

「あの子には、こうさせたいから…」

とか。

 

 よかれ、と思ってのことではあるんだけど。もちろん、それが本当に「その子」にとってよかったこともあるはず。

 

 だから、いわゆる「教育的」な「いい」場面があったからといって、それは「先生」フィルターを通してのそれだったこともあって、当事者にとっては「そうでもなかった」ことも、あるんだよな、ということ。

 

 子どもたちと、話していると、そんなことにも気付かされることもある。

 

 子どもに教えられることもおおい。

 話して、聴いてみないと分からないものだ。

 

 回りくどいかんじだけど、自分がうれしい方面からだけで、ものごとは捉えることはできないな、ということ。

 

 一歩離れてみる、ってことかな。

 

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