次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「何のために…」

 「何のためにそれをするか、したいかっていうと…」

 

 そこを考えることは自分の中でも組織の中でも大事にしたいところ。

 

 それを意識しているものも、あまり意識していないものも、ぱっと見、大きな違いは見つけられないかもしれない。外から見たら。

 

 もしかしたら、すること自体が目的化してしまった場合のほうが見栄えはイイかもしれないな、すごい!とかって言われることも多いかもしれない。そこが目的になってしまっているから。気持ちがいいから、目的がすり替わってしまっていることに気が付かなくなる恐れもあるな…こわい…。

 

 「何のために」を考え続けるは、なかなかしんどい作業でもある。こたえがないから。

(うまく進んでいるようでもあるし…まだだな、と感じることもあるし。)

(私はいいと思うけど、みんなはどうなんだろう?)

などなど、「できた!」「達成!」にはならない。たぶんいつまで経っても、そう。

 気持ちよくは、ならない…かな笑。

 

 でも。

 

 「何のために」に拘って、何度も何度もメンバーで立ち戻ることを繰り返したら、だいたい全員が(これだって多分、なんだけど)

「そこそこたいへんだったけど、よかったよね!」 

「けっこう楽しかったね。」

「こんどはさ、こうして見ようよー」

なんて話になるんだ、経験上。

 

 こういうが「一緒につくる」「プロセスを共有する」ってことに近いかな、というのが私の今のイメージ。

 

 華やかじゃないし、スキッともしていない。時に右往左往…。

 でもリーダーを大事にし(時にリーダーも交代しながら)みんなでオールをもって

「あの方向に行こう!」

って船を漕ぐ、そんな感じ。

 

 モーターボートでバビューンって乗せられるんじゃなくて。

 

 

 「いつまでも理想には届かない、でも、ここまでは来たね~」

ていうのでいいじゃないいか、とも思う。

 

 モーターボートだと、ガソリンが切れたら終わりだし笑。

 

 

 

 さあ、新学期が始まりますね、楽しみ。

 

 

f:id:motoryou:20220106200624j:plain