「~させる」って言葉は、本当に使わなくなったなあ…と思う。
「理解させる」「行動させる」「学ばせる」「気を付けさせる」…。
教員になってしばらくの間は、こんな言葉に中にどっぷりはまっていたんだろうなあ…と思う。そして
「こうしなさい」「あれしなさい」「やりなさい」「これはだめです」
なんて言いまくっていたんだろうなあ…。
そして
「これが目標です。分かりましたか?がんばりなさい。」
とかも。
目標や指針を示すことが悪いとは言わない。そういうことも時には必要。
ただ、それを伝えるこちら側が、
「させる」「やらせる」レベルでいたんだったら、そりゃあ、だめだと思う。
自分だったらやらないか、やった振りをするだけだ。
ただ、押しつけられた目標でも、やらされているうちに、だんだんその意味が分かるようになることもある。
それは、やっぱり「させる」「やらせる」レベルじゃなかったってことじゃないかな、と私は思う。
自分のものになるか、ならないか。
自分がしたいか、なりたいか。
そこを後押しできるか、できないか。
するか、しないか、諦めるか。