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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「させる」は使わなくなった

 「~させる」って言葉は、本当に使わなくなったなあ…と思う。

 

「理解させる」「行動させる」「学ばせる」「気を付けさせる」…。

 

 教員になってしばらくの間は、こんな言葉に中にどっぷりはまっていたんだろうなあ…と思う。そして

「こうしなさい」「あれしなさい」「やりなさい」「これはだめです」

なんて言いまくっていたんだろうなあ…。

 

 そして

「これが目標です。分かりましたか?がんばりなさい。」

とかも。

 

 目標や指針を示すことが悪いとは言わない。そういうことも時には必要。

 ただ、それを伝えるこちら側が、

「させる」「やらせる」レベルでいたんだったら、そりゃあ、だめだと思う。

 

 

 自分だったらやらないか、やった振りをするだけだ。

 ただ、押しつけられた目標でも、やらされているうちに、だんだんその意味が分かるようになることもある。

 

 それは、やっぱり「させる」「やらせる」レベルじゃなかったってことじゃないかな、と私は思う。

 

 

 自分のものになるか、ならないか。

 自分がしたいか、なりたいか。

 

 そこを後押しできるか、できないか。

 するか、しないか、諦めるか。

 

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