ある方と話をしていて。
「最近、自転車で遊びに出るようになって。」
「友達とも何人かで集まって、連れだって自転車で。」
「そうしたら、地区のお年寄りが『生きてるうちに、子どもが何人も自転車でここ、走る姿なんて見られると思わなかった…』って言ってて…」
私だって、その自転車の話を聞いて、ジーンとなったもの、そりゃあ、なる。
だって、そこは以前から過疎化高齢化が進んでいて、そこにさらに震災による津波で大きな被害を受け、さらに人口が減ってしまったところ。
そして、震災まえは、確かに子どもが自転車で走っていたんだもの。
そこに、また、今、自転車で連れだって走る子どもの姿を想像すると。
小さな芽が出ている、そんな気持ち。