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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「生活の様子」

 通信票の「生活の様子」。

 

 あの「評価」はなかなか、やっかい、というか、そもそも「思いやり」とか「公正・公平」とか、そういう自身の内面のことを他者が「よくできた」とか「もうすこし」なんて正しく?評価できるとも思えない。

 

 もっとも、仮に私が自分のことを評価しようとしても「よくできた」とか「もう少し」とか、やっぱり自信をもってはできない。

 

 「自分ではけっこうがんばったつもりだけどな~、でも、どうかな~」

というときに、他者が

「うんうん、よくがんばっていたよ!だってさ…」

なんて言ってくれたとしたら嬉しい。

 

 そんなこともあって、だいたいここ数年は、そういう通信票の「生活の様子」は、評価項目を知らせながら、子ども本人が自分で自分を振り返りながら3段階評価をしてもらっている。

 そういう自己評価したものを元に、友達同士見合ってコメントをもらったり私とあれこれやりとりしたりしていると、だいたい子どもも私も

「うん、だいたいこんな感じかな?」

ってところに落ち着く。

 

 私が一人で評価するより、絶対いいよね、と思っている。

 

 自分で自分のことを評価できたり、一緒に過ごす仲間からのフィードバックがあったほうが、やっぱりいいはずだから。