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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「いろいろ教えてもらって学ぶといい」

「人が持つ多様さを認め、だれもが平等に活躍できる社会の実現を目指す~」

(説明文「パラリンピックが目指すもの」東京書籍)

 

「どうしたら、そういう社会になるんだろうね?」

ってことを子どもたちと一緒に考えたのです。

 

 そんな中で

「いろいろ教えてもらって学ぶといい」

って言葉も。

「え?それってどういうこと?」

ときくと

「だって、手話とか点字とか、分からないじゃないですか。だから、そういうのを教えてもらうと、僕たちも『ああ、そうなのか!』って分かるし、今度は僕たちも何か教えられるし。」

「そうなると、お互いがうれしい気持ちになるんじゃない?」

と。

 

(そうか…教えてもらう、か。相手から学ぶってことか…)

(「人が持つ多様さを認め、だれもが平等に活躍できる社会はどうしたら実現できるか?」の"こたえ"の一つは「お互いに学び合う」かあ…)

なんて思ったのでした。

 

 ブラインドサッカー車椅子バスケットの選手のすごさに驚き、先日は社会福祉協議会の方々のご協力で点字学習や白杖体験をしていたこともあったのかもしれません。

 

 

 「自分も困ることやできないことがたくさんあるし。そういうことがあると、その人の気持ちも分かるようになっていくんじゃない?」

と。

 

へえ。

 「障がいがあってかわいそう」

という、ある面「ふつう」の最初の見方から、ちょっと立体的な見方考え方になってきたのかな。

 

 

 私の、見方考え方も、この間彼らのおかげで、また広くなってきた気がします。おかげさま。