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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■講習、修了。ありがとうございました。

■講習、修了。ありがとうございました。
 
 多くの方々のご配慮とご協力のおかげで、今年度の「社会教育主事講習B」を受講することができ、本日、予定されていた研修を終えることができました。
 多くの方々に、感謝です。

 さて。

 初任の頃から、とにかく、学校の外に子どもたちを連れ出して学ぶのが好きでした。
 初任地は、半島部の小さな学校でした。赴任する前から、先輩教員に連れられて、保護者のお宅に挨拶にいったり、その日に早速○○会になって、その先輩、酔った勢いで
「こいつ、5年生の担任ですから、よろしくお願いします!」
とか言ってしまったり。
「おお、そうそうか、よろすぐね~」
なんて言われたり。

 そんな時代でもあったなあ。

 保護者や地域の方々には、以来、勤務校がどこになっても、たくさんお世話になり教えられることばかりでした。そして、それが実に楽しい思い出になっています。へき地小規模校の勤務が多かったのもあるかもしれませんが、どこでも
「子どもは地域の宝」
と大事にされています。

 そうしてお世話になった多くの学校は震災で多くの被害を受けてしましました。辛く悲しいこともたくさんありました。しかし、どこも再び新しいスタートを切ろうと、切って今がんばっている素敵な大人がたくさんいることも知っています。

 「子どもたちに、地域の素敵な大人にたくさん出会ってほしい。」
 それがいつしか、私が子どもたちの学習プランを考えるときの柱の一つになっていました。

 今回、社会教育主事講習で学ぶことができ、今まで学校教育の現場で感覚的にやってきたことを、「社会教育」という面からも見る視点を与えていただきました。ぜんぜん、まだまだ未消化で不十分なことも多いのですが、学校教育・社会教育の2つの視点を得ることができたのは大きな収穫です。

 講習に参加していたのは、ほとんど20代や30代の、これからの方々。わたしなんて、もしかすると
「なんで今さら?」
の年代。(それは、そう…) それでもその中に混ぜてもらって、若い方々からもたくさん学ぶことができました。ちょっと人見知りなところもあるので、そしてちょっと遠慮もあって全員とたくさん話すことは(若い方々のように)できませんでしたけど。

 「なんで今さら年代」であるけれど、だからこそ、できることしやすいこともあると思っています。新しい事業を始める、というよりも、今あるもの、ことをいい感じで生かす、子どもたちや地域の方々とよりよく生かす、それをみんなで話し合いながらつくっていく、そんなことに今回の学びが生かせたら、生かしていきたいと思います。

 やることは、今までと、見た目あまり変わらないと思いますが、実は変わるはずです笑。

 多くの方々に、あらためて「ありがとうございます」と伝えたいです。