■揃えないから生まれる面白さ
新年度が始まりました。
主役の子どもたちはまだ学校には来ませんが、迎える準備は全国各地の学校で始まった、そんな感じでしょう。
職員同士もですし、子どもたちどうしも、そして教員と子どもも、新しい出会いだからドキドキワクワクの期待と同時に
(どうなるか、どうしたらいいかな…)
という不安も高まりますよね。
そんな時に、教員としては「揃っている」「決まっている」ってことがけっこう安心材料になったりします。自分でコントールできるので。
これはこうする、これはこう。
みんなと同じように。
こうさせたい…
こうさせることにしよう…
筆箱の中身はこう、挨拶の仕方はこうてん
などなど。
机の位置はこう、話の聞き方はこう、とかもあるかも。
揃っている、決まっている、ことが安心につながることもあるから、それを完全否定はもちろんしないけれど。
でも、揃っていない、ちがう、一緒に決めていく…そんなことに価値があることだって多い。だから「考える」ってことにもなるから。
世の中、一人一人が違っていて、状況や環境も様々。その中でお互いの強みを発掘し行かしあって、お互いにハッピーな生活を創り出していくこと、そんなことが大事だと思っている。その練習の場としての学校、教室。
だから、敢えて揃えなくていい、一緒に決める、良いことはもっとよくしてみる、困った事があれば相談していい感じに変えてみる、そんなことを大切にしたいな、と思う。揃えないから生まれる面白さ、意外性を楽しみたい。
かくいう自分も、揃わされるのが苦手、なのもあるんだろうな、ははは。