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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■分かったふり、をしてしまうと

 ■分かったふり、をしてしまうと

 
  ある場所で、ある方に声を掛けてもらったんですが。

 「ひさしぶりばだねえ。」

 と。

  

  お会いしたことがあるってことははっきり分かるのですが、名前がすっと出てきません…。どの方面でのお付き合いだったかも思い出せなません…。でも確実に「知っている方」であるのは間違いないのです。

 
 その方が、その後もいろいろお話ししてくださるので、余計に今更
「お名前はなんでしたっけ?」
と聞きにくくなってしまい…。ますますドツボに。


「いつぶりかなあ、震災前になるよねえ」
とお話くださったんですが、自分はなんとなく曖昧に
「そんなになりますか…」
と、これまたはっきりしない返答をするのみ…。

 

 その間
(ああ…、どなただったけー?うん、分かる、分かるんだよ、お会いしたことはあるし、一緒に何かをしたんだと思うんだよなあ…、あー…どなただったけー??何かヒントになることないかなあ…うーん)
と必死に脳内で考える…。

 当たり障りのない話を、なんとなく、続けながら
(私が分かっていないの、ばればれだよな…)
なんてことも自分自身で感じながら。

 

 
 素直にお名前を尋ねればよかったんだよね。

 
 なんで聞けなかったのかなあ…。分かった振り、の方が失礼だったよなあ…。一度「分かったふり」をしてしまうと戻れなくなる…。

 「失礼にならないように」と考えたことが,かえって失礼な形になってしまった…。

 


 そして、今でも、うまく思い出せずにもやもやしている。
 
 だったら、その時に聞けばよかったんだよなあ…。せっかくの声を掛けてくださったという機会を活かすことができなかったな…。何か思い出せるヒントはないか、その方法がないか探ってみようと思います。

 一旦、脳内「宙づり」状態、保留案件です…。