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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「足裏の感覚で瞬時に読み取る」

 ■「足裏の感覚で瞬時に読み取る」

 

 対話しながら、対話について考える。

 そんなコミュニティで学ぶ機会を得ました。

 

 運がいい。

 

 その初回のミーティングの中で、スピードスケートの選手である小平奈緒選手の言葉が出てきました。

「氷と対話する」

 その言葉がなんとも印象的でした。

 

 

sports.yahoo.co.jp

 

 

 「氷と対話する」

 普通に考えれば、氷は「対話する」相手ではない、ですよね。言葉で「対話する」となれば。

 何度も何度も苦しい練習をして、ずっとその『氷』と関わってきたからこそ出てくる言葉なんだろう、いや感覚なんだろうと思います。

 その『氷』、きっと小平選手にとっては、パートナーであるのかもしれないけれど、それ以上に何度も「ケンカ」してきた相手でもあったと想像できます。

 

 そんな相手から、ふっと感じる感覚。

 

 そういうのも、やっぱり対話だと思えます。

 というか、そんな経験、経験からくる体感みたいなベースを感じながらできる「対話」、なんかすてきだなあ、と思います。

 

記事からの引用

なぜそういう文言になるかというと、氷というのは、力を加え過ぎると割れてしまいます。例えばアイスピックで(氷に)力を入れてたたくと割れてしまいますよね? そのように氷が割れないように、1ミリのブレードで力を加えるのですが、すると氷も陸上のタータン(陸上用のトラック)のように跳ね返ってくる瞬間があります。それは下から(反発力が)突き上げてくる瞬間なのですが、それを足裏の感覚で瞬時に読み取らなければいけないんです。それを過ぎてしまうと氷が割れてしまうので。氷が割れてしまうということは、ブレードが埋まり込んでしまうことにつながってしまうのです。

引用終わり

 

 「足裏の感覚で瞬時に読み取る」

 

 

 もはや、理解ではないんですよね。