■「信じる」
「もっちゃんは、元気づけてくれるせんせいでした」
離任式の時に、ある子どもからいただいたお手紙の一部。
そう感じてくれたことに、本当に感謝だなあ、と思います。私がしたいことはそういうことだったからです。それを受け取ってもらえていたことが、本当にうれしい。
できるとかできないとか、うまいとかへたとか、速いとか遅いとか、そんなことのほとんどは実はどうでもいいこと。
「まず、やってみようか。うまくいかなかったら、もう一回やってみてもいいし、何か別のことをしてみてもいいさ。」
子どもたちの様子を見たり、話を聞きながら、たぶんそんなことばっかり言っていたと思います。
「力を付ける」「○○な力を身に付けさせる」
そんなことじゃなくて、その子が
「もともともっているものを、ちゃんと発揮できるよう、整える」ことに注力したほうが、きっといいはず、と私は思っています。
そして、それは大人同士の関係でも、そう。
そこが整えば、あとは本人が勝手に「力を付け」るように動いていくもの。
そこを「信じる」のが、きっと『学び合い』での「信じる」でもあると思うのです。