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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■遊びと余白と身体感覚。「急がば回れ」「気長に待つ」

■遊びと余白と身体感覚。「急がば回れ」「気長に待つ」
 
 数値的に計量できない部分。
 つまり度量衡によって比較できないこと、っていっていいのかな。格付しない、されない部分。
 それ固有なもの、こと。


 「モモ」のオンライン読書会。
 昨日は、ここの一節からスタート。
「人間が時間を節約すればするほど、生活はやせ細って、なくなってしまうのです。」

 「時間とはすなわち生活なのです。そして生活とは、人間の心の中にあるものなのです。」
はその直前の記述。

 時間は生活。生活は人間の心の中にある。

 心とは何か?

 人間的な感覚、生物としての感覚そしてそのバランスとしての思考…。
自分自身。

 自分はどう感じるか、考えるのか、そしてどう行動するのかしないのか。
立場、役割、数値的な様々なこと、自分を縛るいろんなことはあるけれど、それはあったとしても。
 必要に応じて受け入れつつも、
「じゃあ、どうしようか」
のレベルでは、自分の生の感覚、決定を大事にしたいな、と思う。

 今すぐ、今ここ、じゃなくてもいいから、
「仕方が無いんだ」
「しょうがないんだ」
って言わすに、最後まで自分自身を殺さない。
 分離させない。

 素の自分でいる、自由でいるってけっこう難しいことだけど、縛っているのは実は自分自身なんだな…って気付くことは必要だな。

 時間どろぼう(灰色の男たち)は自分の中にいるってことだから。
だったら、自分でなんとかできるはずなんだ。

 
 最後の判断を他者に預けない、何かのせいにしないってことかな。

 

 「遊び」「余白」「身体感覚」そして「急がば回れ」「気長に待つ」

その言葉の意味する厚みが自分の中で増した時間だった。

 

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