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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

ズレは出るのが当たり前

 一緒に活動している仲間。

 それは仕事でも、趣味でも、学びでも、プロジェクトでも、遊びでも、なんでもいいんけれど。

 

 なんとなーく、ちぐはぐ感を感じるな…?という時もあるんじゃないかと思います。それって、自分だけが感じているのかもしれないし、それ以上に「ちぐはぐ感」っていうマイナスイメージのことを出すのは、どうも避けたい…っていう気持ちもあって黙ったまま進むってこともあります、ありました。

 

 でもそれはあまりいい結果を生まないことが多くて。

 

 先日も、ある集まりで、

「ここまでやってきて、いまどんなことを感じているか出してみようよ。」

って話をしました。

 

 そうして話してみると、やっぱり

「こういうところはいいし、うまく進んでいるよね」

というのもある一方で

「でも、この点については、課題なんだよね」「困っているんだよね」

っていうことも出てきます。

 

 そうして話しているうちに、

「ところで、ちょっと『目的』っていうか『ゴール』っていうか、それって・・・どこだっけ?」

という話も。

 

 具体的な成果や課題を出し合っているうちに、大きな目的がだんだんぼやけてくるってこと、ありませんか?

(あれ?そもそも何のために、私たちってこれしてるんだっけ?)

みたいに。自分の中では、明確にその「目的」はあるつもりでも、仲間と話しているうちに、小さなズレを感じるみたいに。

 

 感じたズレを、ちゃんとその場に出せるか、どうかって大事なことだな、と思います。前に進んでいるから、実際に活動しているからこそ出てくる「ズレ」。悪いことではなく当たり前のこと

 

 それぞれの考えのズレを時々修正するための、やりとり、対話。

 それが安心してできるといいし、必要。

 

 先日、実際に自分たちで

「そもそも、この会の目的ってなんだっけ?」

という、いまさらで、前もみんなで話したじゃん!みたいな問いについて話してみて感じたことです。

 

 すっきりしました。

 

 

 具体的な活動を積み上げて行けば行くほど、ズレは必ず生まれますし、それ自体自然なこと。だから時々根っこ(目的)の部分に立ち戻り、修正する機会は大切にしたいと思いました。